せーた君の手銛


<2008/3  神津島修行>

<SUSシャフトのネジ切り作業>

島に到着後、すぐに作業場へ行き自分の手銛造りに入る。
手始めにSUSシャフトのM6ネジ切り。
芯を出す為、ネジを3ヤマほど旋盤で加工し、その後は手作業に移る。
全てを旋盤で行えば簡単ですが、潜り道具の大切さを教える為、あえてダイスによる手作業での加工をしております。
一通り教えると、いとも簡単にやってくれる!
オヤジ似の器用なせーた君です。

<シャフトジョイント部の擦り合わせ作業>

Cバージョン手銛の前後を短く切断したショート仕様。

せーたサイズに短くした為、ジョイントを接続する部分を改めて研磨しております。
外径15mmの細身に仕立てております。


以下、せーたバージョンの組立作業に入ります。
<2008/せーた手銛の金具>

今回使用した金具です。
ジョイントは内径15mm。
先端金具は二又使用も視野に入れ、外径13mmを用意しました。
尻手も特別仕立てです。
<ジョイント>

金具は外径18mm、内径15mmなので手銛との段差を少なくする為、面取りを大きくして水の抵抗を最大限考慮してあります。

<先端・後端の特注金具>

特別仕立ての前後金具です。
何だか格好いい。(笑)


シャフト内部はインナーソリッド入りの補強済み。
尻手金具の横穴は4mmで、長い紐を付けて輪状のゴムを結ぶ仕組みです。
結び方も伝授して有ります。

<テンションフック&レストタブ>

糸巻きしたテンションフックとレストタブ部分です。
せーたバージョンは手銛本体が1700mmX2なので小じんまりしておりますし、非常に細身です。
レスト部分は尻手から1600mm程の距離に仕掛けました。
レストラインは劣化に強いダイ二ーマ100です。

いかに器用なせーた君でもこの部分は無理!
私がやりました。
<完成>

滑り止めラバーを被せ、テンションフックとレストタブ部分の樹脂が乾くのを待つばかり。
本格的な離頭銛、せーたバージョンです。
テンションラインはザイロンノット50号。
チョッキは根魚キラー、ラインはケプラーノット70号。
SUS304シャフトはショートの33cm。
シャフト先端の擦り合わせ加工も伝授済み。(笑)

引きゴムはせーた君自前の手銛用空中黒ゴム。
輪状引き。

仕掛の樹脂が乾けば完成です。

<作業終了>

樹脂が乾けば、いよいよ梅田式離頭銛デビュー♪♪
しかし、3日は待たなければなりません。(笑)

銛頭までの総延長約3,8mm。
今年はこれで真鯛も回遊魚も狙えると自信満々です!

オヤジ危うし!(大汗!)
いのちさん泣く!(大泣)
KAPPA慌てる!(汗!)
南海さん焦る!(大汗!)

それを想像し、思いにふけっています。(笑)








戻る












手銛